今年5月に神戸で開催された音楽フェスティバル「カミングコウベ」で脊髄損傷の重傷を負った客がいたことがわかりました。カミングコウベとは一体どんなイベントなのか、脊髄損傷のするほどの混雑など気になったことを調べてみました!
カミングコウベで脊髄損傷の大けがした女性がいた!
今年の5月に神戸市中央区のワールド記念ホールなどで開催されたカミングコウベに参戦した観客の女性が同日午後1時すぎ、ホールを出ようと出入り口付近に近づいた際に、混雑に巻き込まれて転倒したんだそう。
帰宅後に知人らと病院に行ったところ、脊髄損傷と診断され入院しました。ほかの観客2名も軽傷を負っているそうで、県警は同じころに混雑に巻き込まれたとみているそう。
このカミングコウベを巡っては、twitterに「将棋倒しで出入り口がふさがれた」「負傷者がいる」などの書き込みもありましたが、カミングコウベ実行委員は負傷者は確認されず、救急搬送もなかったと説明していました。
この日のフェスには約3万5千人が訪れていたといい、定員6千人のホールや周辺に数カ所ステージがあり、来場者は行き来してフェスを楽しんでいたようです。
音楽を楽しみに行って大けがして帰ってくるなんて怖すぎますよね~。ライブ中のモッシュとかが原因なのかな?と思いましたが、そうではないのかな?
カミングコウベとは
それではまずカミングコウベはどんなイベントなのか見てみましょう。
カミングコウベ(COMIN'KOBE)は阪神淡路大震災を風化させず語り継ぎ、神戸からの恩返しとして被災地支援を行い、神戸の魅力を伝える事を最大のテーマとしている日本最大級の無料のチャリティーフェス。
出演アーティストは主にインディーズで活躍しているバンドで、有名なグループでは「かりゆし58」や「10-FEET」「キュウソネコカミ」なども出演していたようです。
脊髄損傷とは
今回のこのイベントで女性が負った脊髄損傷という大けが。名前は聞いたことあるけど、一体どんな症状でどんな後遺症があるのか詳しくは知らないという方もいるのではないでしょうか?
その辺も含めて調べてみようと思います。
まず、脊髄とは、脳と体をつなぐ中枢神経のことであり、この部位の損傷を脊髄損傷と言うそうです。脊髄が大きな外傷を受け、脊椎(せきつい)が骨折、脱臼(だっきゅう)を起こした際に生じます。
また、脱臼や骨折がなくても、脊柱管(せきちゅうかん)(脊髄の入っている部位)が狭いところに外傷が加わることで脊髄損傷が生じる場合もあるんだそう。外傷以外にも、ヘルニアや腫瘍が脊髄を圧迫した際も同じような病気・症状になります。
脊髄に損傷があると、脳からの情報が正確に伝わらなくなり、障害部位以下の運動、知覚機能、自立神経が著しく障害されるので、歩行ができなくなったりという障害があらわれるようです。
スポンサーリンク
脊髄損傷の症状や後遺症は
脊髄損傷というと下半身まひとか首から下が麻痺するとかいうイメージがあるんですが、今回脊髄損傷した女性は帰宅できたということなので、軽度の脊髄損傷ってことなんでしょうか?
脊髄損傷は脊髄のどのレベル(部位)で、どの程度の障害を受けたかで症状は大きく変わってくるんだそう。部位に関しては、損傷を受けた部位以下の脊髄が麻痺症状を起こすため、部位が脳に近いほど麻痺する部位は広範囲となります。
程度に関しては、脳からの命令が完全に伝わらなくなって動きがなくなる完全型から、損傷部位に一部機能が残存している不完全型(少し筋力が弱くなるなど)があります。運動、知覚機能の障害だけではなく自律神経にも障害が及ぶため、排尿、排便、呼吸、血圧調節機能に障害が生じることもあるんだとか。
今回被害にあった女性は、上記の症状別にいうと不完全型なのかな?と推測されますね。それでも脊髄損傷ってかなり大変なけがだと思うので、女性の早い回復を願っています。
まとめ
というわけで、脊髄損傷のおきたカミングコウベと脊髄損傷の症状などについて調べてみましたがいかがでしたか?
今回の記事をまとめると
- カミングコウベとは日本最大級のチャリティフェス
- カミングコウベのテーマは阪神大震災を風化させず、神戸の魅力を伝えること
- 脊髄損傷とは、脳と体をつなぐ中枢神経(脊髄)を損傷するけが
- 脊髄損傷は損傷した部位によって症状が大きく変わる
という感じですね!脊髄損傷と一口に言ってもレベルがあるのは今回調べてみて初めて知りました。脊髄損傷したからといって、絶対に半身まひになってしまうというわけではないんですね。
とはいえ、大けがであることには違いないので、後遺症など残らずに早く完治するといいですね、この女性。