健康

命を奪うキラーストレスとは!?【コーピング&マインドフルネス】で最新ストレス対策!

生活していく上で、どうしても避けて通れないもの。

それはストレス。

大なり小なり、誰もが抱えているものではないでしょうか。

しかし、あまりに多くのストレスが重なると、それがキラーストレスとなって突然死の原因になってしまうんだそうです。

キラーストレス=直訳で殺人ストレスです。こわっ。

キラーストレスの最新の対策としては【コーピング】【マインドフルネス】という二つの方法があります。

【コーピング】と【マインドフルネス】をうまく活用して、キラーストレスを撃退しましょう!

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キラーストレスとは?

キラーストレスとは、2016年6月18日にNHKで放送された『NHKスペシャル:キラーストレス 第1回、あなたを蝕(むしば)むストレスの正体~こうして命を守れ~』で使用された造語。

特定の因子のことを差すわけではなく、ひとつひとつはなんてことのないストレスでも、それが重なれば命にも関わる危険な状態になってしまう可能性もあることを示しています。

ストレス反応が命を脅かす

ストレス反応とは、脳の扁桃体が不安や恐怖を感じた時に起こる反応のこと。

具体的には、心拍数が増える、血圧が高くなるといった反応が起こります。

これは、ストレスを受けた時にストレスホルモンが分泌されたり、自律神経が興奮することが原因です。

多くのストレスが重なると、血管が破壊されたり、脳卒中や心筋梗塞・大動脈破裂など命にかかわる危険な状態に陥ることもあるのです。

キラーストレスと死因の関係性

ストレス反応が心不全を引き起こしたり、がんを悪化させるなどの原因になっていることが最近の研究で明らかになっています。

では、キラーストレスと死因との関係性はどうなのでしょうか?

心臓発作・脳卒中・自殺の3つの死因はストレスが原因で発症することが、多くの研究でわかっています。

日本人の死因のTOP3は、第1位「がん(悪性新生物)」、第2位「心臓発作(心疾患)」、第3位「脳卒中(脳血管疾患)」ですから、このうちの2つはストレスが大きく関係していると言えます。

また、自殺ついても年齢別死因でいくと上位を占めることがあります。

第一位のがんも種類によってはストレスとの因果関係が発見されているようですし、日本人の死因とキラーストレスは切っても切れない関係にあると言えるでしょう。

ストレスが原因の病気は多い

ストレスが原因となる病気は多岐にわたります。

うつ病などの精神的な病から、じんましんや胃潰瘍、過呼吸など身体に症状の現れるものまで様々です。

また、ストレスが原因の病気は大人だけでなく子どもも発症しやすいので特に注意が必要ですね。

キラーストレスの対処法

キラーストレスに対処する為には、ただストレス発散をすればいいというものではないようです。

最近の研究で効果のある対処法として報告されているのが【コーピング】と【マインドフルネス】のふたつ。

ではこのふたつは一体どのような対処法なのでしょうか?

コーピング

コーピングはストレス対処のこと。

自分のストレスを客観的に観察し、それに見合った対策をしてあげることをコーピングと言います。

コーピングの方法は以下を参考にしてみてください。

代表的なコーピングの手法です。

 

(1)ストレスに対してどんな気晴らしや対策を行えば効果的かリストアップします
「できるだけ多くあげる」ことが大切です。100個を目標に頑張りましょう。

(2)実際にストレスがかかった時、それがどういうストレスなのかモニターします
弱いストレスか強いストレスか。そして、自分の体にはどのような反応として現れたか、例えば心臓がドキドキする体の反応か、気分が沈む心の反応か、客観的に観察します。

(3)そのストレスに見合った気晴らしや対策を行います
体に反応が現れることが多い「頑張るストレス」の時には、音楽を聴いてリラックスするなど、気分をしずめるものが効果的と考えられています。
逆に、心に反応が現れることが多い「我慢するストレス」の時には、カラオケで盛り上がるなど、気分を上げるものが効果的と考えられています。

(4)その結果、ストレスが減ったかどうかを自分で判断
まだストレスを感じていたら、さらに対策を続けたり、別の対策に切り替えたりします。

このように、自らのストレスの観察、そして対策を、意識的、徹底的に繰り返すことが大切です。

引用元:NHKスペシャル キラーストレス

マインドフルネス

マインドフルネスとは、簡単に言うと、あるがままを受け入れて生きる方法のことです。

「今」というこの瞬間の現実に目を向け、それに対する思考や感情にとらわれず、全てを受け入れようとする方法のことをマインドフルネスと言います。

マインドフルネスの方法は下記を参考にしてみてください。

ただし、うつ病などで病院にかかっている方は医師に相談するようにして下さいね!

最初は、10~15分を目安に始めます。

(1)背筋を伸ばして、両肩を結ぶ線がまっすぐになるように座り、目を閉じる
脚を組んでも、正座でも、椅子に座っても良いです。「背筋が伸びてその他の体の力は抜けている」楽な姿勢を見つけて下さい。

(2)呼吸をあるがままに感じる
呼吸をコントロールしないで、身体がそうしたいようにさせます。
そして呼吸に伴ってお腹や胸がふくらんだり縮んだりする感覚に注意を向け、その感覚の変化を気づきが追いかけていくようにします。
例えば、お腹や胸に感じる感覚が変化する様子を、心の中で、「ふくらみ、ふくらみ、縮み、縮み」などと実況すると感じやすくなります。

(3)わいてくる雑念や感情にとらわれない
単純な作業なので、「仕事のメールしなくちゃ」「ゴミ捨て忘れちゃった」など雑念が浮かんできます。そうしたら「雑念、雑念」と心の中でつぶやき、考えを切り上げ、「戻ります」と唱えて、呼吸に注意を戻します。
「あいつには負けたくない」など考えてしまっている場合には、感情が動き始めています。「怒り、怒り」などと心の中でつぶやき、「戻ります」と唱えて、呼吸に注意を戻します。

(4)身体全体で呼吸するようにする
次に、注意のフォーカスを広げて、「今の瞬間」の現実を幅広く捉えるようにしていきます。
最初は、身体全体で呼吸をするように、吸った息が手足の先まで流れ込んでいくように、吐く息が身体の隅々から流れ出ていくように感じながら、「ふくらみ、ふくらみ、縮み、縮み」と実況を続けていきます。

(5)身体の外にまで注意のフォーカスを広げていく
さらに、自分の周りの空間の隅々に気を配り、そこで気づくことのできる現実の全てを見守るようにしていきます。
自分を取り巻く部屋の空気の動き、温度、広さなどを感じ、さらに外側の空間にも(部屋の外の音などに対しても)気を配っていきます。それと同時に「ふくらみ、ふくらみ、縮み、縮み」と実況は続けますが、そちらに向ける注意は弱くなり、何か雑念が出てきたことに気づいても、その辺りに漂わせておくようにして(「戻ります」とはせずに)、消えていくのを見届けます。

(6)瞑想を終了する
まぶたの裏に注意を向け、そっと目を開けていきます。
伸びをしたり、身体をさすったりして、普段の自分に戻ります。

引用元:NHKスペシャル キラーストレス

まとめ

何かとストレスの多い現代ですが、ストレスと上手に付き合っていきたいと誰もが思っていると思います。

私ももう少しストレスを上手に発散したいな~と思っていたところなので、今回記事にしたコーピングとマインドフルネスの手法を活用して、キラーストレスとは縁遠い生活にしたいなと思います。

コーピングもマインドフルネスも名前は難しそうですが、やってみるとスッキリするので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか^^

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