高等専門学校機構(通称:高専機構)がoffice365の設定をミスし、機密情報が漏洩している問題を学生になすりつけようとしている問題が起きています。そもそも高専機構とoffice365って何なのか?調べてみました!
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高専機構って何?
高専機構の正式名称は「独立行政法人国立高等専門学校機構」。全国に55校の国立高等専門学校を1つの法人としてまとめる役割として平成16年4月1日に設立されました。
つまり、簡単に言うと各高専のまとめ役ってことかな?学校でいうと教育委員会みたいな?違うか?笑
ちなみに高等専門学校とは、高等学校と一緒でに中学校卒業を入学資格としており、「深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力の育成を目的とする」学校のことです。高専では工業をはじめ、職業に関する学科がおかれていて、修業年限は5年となっています。
office365って何?
そして今回問題になったoffice365ですが、「Office 365」とはクラウド型のOfficeに付けられたブランド名のこと。「Office 365」という製品があるという風に勘違いしやすいですが、そうではありません。
officeはマイクロソフト社の開発したソフトですが、これまでのOfficeは「買い切り型」。つまり、一度購入したら、以降は料金を支払わなくてもずっと利用できたんですね。
ただ、バージョンが新しくなったとしてもアップデートはされずそのまま使うことになります。
一方、クラウド型のOfficeとは、毎月または毎年、一定額の料金を支払うことで継続的に利用できるサービス。このクラウド型で販売されるOfficeおよび関連サービスのことを、マイクロソフトは「Office 365」と呼んでいます。
月払いや年払いで提供されるサービスに、マイクロソフトは「Office 365」という名前を付けている、と考えるとわかりやすいですね。
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高専機構がoffice365の設定ミスしたってどういうこと?
それでは肝心の高専機構がoffice365を設定ミスしたというニュースですが、一体どういうことなのか?
簡単に言うと、高専機構が高専機構がOffice365の設定を失敗して、各高専間で情報流出が発生したんだそう。ちなみに、office365の設定というのはセキュリティ設定のミス。
さらに学生や教員に使い方をきちんと教えていなかったそうで、グループ共有感覚でSharePointに挙げた趣味や機密のファイルが全国から閲覧できたり、学校ごとの部分け設定がされてないので全国の高専製のアドレスが見放題だったんだとか。
それに気づいた学生もいたそうですが、それを仕様だと思って黙っていたんだそう。その後その仕様についてある学生がSNSにアップしたところ、実はそれは仕様ではなく設定ミスだったということが発覚し、システムが停止されるという騒ぎになったんだとか。
設定ミスしたのは高専機構側なんだそうですが、高専機構はこういった大きな騒ぎになったのはSNSに情報をアップした学生のせいだとして、責任を学生になすりつけようとしているそう。
確かにSNSにアップした学生も良くなかったかもしれませんが、元をたどればoffice365の設定をミスってなければその学生がSNSにアップすることもなかったわけで・・・。結局は高専機構が悪いんじゃないの?と思いますけどね。
まとめ
というわけで、高専機構がoffice365設定ミスしたってどういうことなのか、そもそも高専機構とoffice365って何なのかについて調べてみましたが、いかがでしたか?
今回の記事をまとめると
- 高専機構は全国にある高等専門学校をまとめる役の独立行政法人
- office365とは月払いや年払いで提供されるクラウド型のサービス
- 高専機構主導で全国の高等専門学校でoffice365が導入されている
- そのoffice365で高専機構がセキュリティ設定をミスし、各種情報が各高専間でダダ漏れ
- 情報漏洩がSNSで拡散され、システムが停止された
- システム停止の理由をoffice365の設定ミスではなく、学生がSNSで拡散したせいにしようとしている?らしい
という感じですね。twitterには先生から学生を疑うようなメールが送られてきたとして、そのメールのスクショが貼られていましたが、それってどうなの?って思いますよね。だって悪いのは高専機構なのに。
でもまぁ、先述しましたが、なんでもかんでもSNSにアップしちゃうのも良くないですよね。うまくSNSとつきあっていかないといけないですね。うんうん。
高専機構の設定ミスに関しても、人間がやっていることなので、ミスがあるのはある程度しょうがないとしても、その後の対応って大事ですよね。そういえば、私の実体験でこんなことがありました。
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