飛行機が天候調査中になっている場合、どれくらいの確率で飛ぶのでしょうか?
実は、天候調査中となっている場合でもかなりの確率で飛ぶと考えて大丈夫です。
ただ、飛んだけど引き返したり、目的地ではない空港に到着する場合もあります。
そんな時どうすればいいのか?
この記事では、引き返しの確率や、引き返した場合のホテル代はどうなるのか?などについてもまとめています。
飛行機が天候調査中の時、飛ぶ確率は?【雪や台風の場合】
北陸と東北、山陰と九州は、軒並み欠航または天候調査中だって。 pic.twitter.com/YBxLokcfQc
— つばさ (@tsubasa_pika) December 25, 2021
天候調査中とは?
- 台風
- 降雪
- 霧
- 強風
などの悪天候が予想されるときに、飛行機が安全に離着陸が可能がどうかを精査し、運航の可否判断を行うこと
天候調査中と表示されていると、当該の飛行機が飛ぶのか飛ばないのかわからないのでヤキモキしてしまいますが、実際そのように表示されていた場合、飛ぶ確率はどれくらいなのでしょうか?
国土交通省では例年欠航率や遅延率を発表しているのですが、令和2年度の1月から3月までの欠航率は0.96%。
これだけ見るとかなりの確率で飛ぶ、ということがわかります。
ただ、この中には欠航の理由が「天候」だけでなく、「機材繰り」や「機材故障」「その他」も含まれているので、天候調査中の時の確率とは少し異なります。
実際のところ「天候調査中」の表示がされていた場合、ほぼ飛ぶと考えて良いと思いますが、時間通りの出発にはならない、という風に考えておくといいかもしれません。
ちなみに、運航基準は各航空会社によって違います。
ANAは天候調査中のあと欠航になったけど、JALは遅延して出発した、ということもあります。
飛行機の欠航はいつわかる?
飛行機が欠航するかどうかがいつわかるのかというのも気になることですよね。
欠航の理由が天候の場合、早ければフライト予定の2日前から当日までには決まります。
ただ、雪や台風の状況が欠航するかどうかぎりぎりのラインの場合、出発時間の30分前まで欠航するかどうかわからないこともあります。
空港に行ってから欠航になった時の絶望感は計り知れないので、こまめに該当の航空会社の運航情報をチェックするようにしましょう。
まぁそれでも空港に着いてからの欠航、ということも十分あり得てしまうのですが・・。そのときはもう運が悪かったと開き直りましょう・・。
台風が確実に航路に直撃する!とわかっている場合は前日に欠航が決まることが多い!
引き返しの確率は?
無事離陸したぞ!けどもしかして引き返すかもってアナウンスしてる・・・引き返しの確率ってどれくらいなんだろう?
せっかく出発したのに引き返すなんて悲しみ以外の何者でもありません。天候が理由とはいえ、私なら「時間を返して!!」となること間違いなし。
何の条件もなく離陸した飛行機が引き返す、という場合はガチの緊急時だけだと思うので確率はものすごく低いです。
そうではなくて、今回は条件付き運航で出発した場合、引き返す確率はどれくらいなのか?について考えてみますね。
「条件付き運航」の場合引き返しの確率は?
ANAのインフォメーションを確認してみたところ、過去に条件付き運航となった便が、出発空港に引き返したり、途中の空港に緊急着陸することになるのは、全体の5パーセント未満なんだそうです。
なので、条件付き運航で出発してもほとんどの便がちゃんと目的地に到着する、ということですね。
ただ確率として5パーセントくらいはある、ということは頭に入れておきましょう!
こんな風に▼
隠岐便天候調査中で1時間45分遅れで出発したものの出雲に帰ってきた。 pic.twitter.com/HNeRp5z9rl
— C.K@パライソ凄かった😶😶 (@OCDLOVE122) December 27, 2021
飛行機が引き返した場合のホテル代は補償される?
ポイント
不可抗力の場合のホテル代の補償はなし
台風や大雪など、天候が原因の場合の欠航や引き返しは、不可抗力といえます。
不可抗力で引き返しや欠航になった場合、ホテル代の補償はありません。
欠航の場合は同じ航空写真の別便への振替が補償されています。
引き返した場合は、30日以内に別便(空席がある場合)への振替か、手数料は無料で払い戻しという対応になります。
機材の故障など航空会社側の都合で欠航や引き返しになった場合、予約便を変更しようとしても当日便には空きがなく、翌日以降にしか空いている便がなかったときは、ホテル代が補償されます。
その場合、自分でホテルを予約し宿泊しましょう。後日、ホテルの領収書を航空会社に郵送し、指定した口座に宿泊費を振り込んでもらえます。
ちなみにLCCの場合は宿泊代は自己負担の会社もありますので、各航空会社へ確認してください。
「ホテル代、航空会社持ちならいいホテルに泊まっちゃお~♡」
と、悪魔のささやきが聞こえるかもしれませんが、ちょっと待って!
どの航空会社も上限額が決められています!(ANAは航空券1枚につき15,000円)
上限額を超えての宿泊は自腹になりますから、注意してくださいね!
まとめ
飛行機が天候調査中の表示の場合、飛ぶ確率は100%に近いです。
ただ、引き返したり、途中の空港に到着する場合もあります。
出発出来たからといって目的地に必ず到着できるわけではないので注意が必要ですね。
また、引き返した場合、ホテル代の補償はありません。
ホテル代補償してよ~と思いますけど、天候は不可抗力なので仕方ないですね・・。