京都の南禅寺界隈別荘郡のひとつ智水庵をZOZOの前澤社長が購入したと話題になっていますが、そもそも南禅寺界隈別荘郡って何?という人も多いのでは?智水庵とはどんな別荘なのか、またZOZOの前澤社長の購入額はいくらなのか、なども調べてみます!
ZOZOの前澤社長が智水庵(南禅寺界隈別荘郡のひとつ)を購入!
月旅行や、女優の剛力彩芽さんとの交際で話題になっているzozoの前澤社長。
今回はその前澤社長がある有名な別荘を購入したとのニュースが入ってきたので調べてみました。
前澤社長は「資産管理会社」があるそうなんですが、その資産管理会社が南禅寺界隈別荘郡のひとつである「智水庵」を購入したのは今年6月のとだそうです。
南禅寺界隈別荘郡とは
南禅寺界隈別荘郡は、年間5千万人もの観光客が訪れる京都にあって、ガイドマップにいっさい載らず、ひっそりとたたずむ別世界のようなものなんだとか。
別荘群がある地域は、日本の禅寺のなかで最も格式の高い南禅寺の敷地でした。
しかし、明治時代の廃仏毀釈によって政府がこの土地を召し上げ、民間に払い下げました。
すると、当時の政財界の重鎮たちがこぞって飛びつき、財力を注ぎ込んで優雅な別荘と庭園を造らせたんだそう。当時の所有者は野村證券の創始者・野村徳七や、山縣有朋など、有名人ばかり。
南禅寺界隈別荘郡には15邸の別荘があり、名前は下記の通りです。
- 碧雲荘(へきうんそう)
- 何有荘(かいうそう)(旧稲畑勝太郎邸)
- 対龍山荘(對龍山荘)(たいりゅうさんそう)
- 流響院(りゅうきょういん)(旧織寶苑(しょくほうえん))
- 清流亭(旧塚本與三次邸)
- 有芳園(旧住友友純別邸)
- 真々庵(旧染谷寛治別邸)
- 無鄰菴(むりんあん)(旧山縣有朋別邸)
- 清風荘(旧西園寺公望邸)
- 智水庵(旧横山隆興別邸)
- 怡園(いえん)(旧細川家別邸)
- 旧上田秋成邸(現:料理旅館八千代)
- 旧藤田小太郎邸(洛翠)
- 旧寺村助右衛門邸(現:料理旅館菊水)
ちなみにこれらの別荘は維持費などのメンテナンス代だけでも安くても2~3億円かかると言われています。庶民には手の出ない別荘ということですね。
維持費に3億かかる別荘買うくらいならいっぱい旅行行きたいと思う私は超庶民ということですねw
智水庵とは
智水庵の場所はこちら▼
南禅寺界隈別荘郡のひとつである智水庵は、加賀藩士から鉱山王となり、“金沢は横山で持つ”と言わしめた横山隆興の別荘でした。
智水庵の最大の見所(?)は、近代日本庭園の父と言われている小川治兵衛の手になる優美な庭。
智水庵は以前資産家の女性が所有していたそうで、その方が前澤社長に売ったということになります。
その以前の持ち主だった資産家女性に金額について週刊誌が訪ねたそうですが、「前澤さんとのやり取りはすべて弁護士に一任していますので。金額についてもお話しできません」というばかりだそうです。
七代小川治兵衛の名庭のある南禅寺智水庵、数カ月前に通りかかったらめっちゃ荒れてた、まさかzozoの社長が買っていたとは… pic.twitter.com/TkKVPHAsMr
— mizmiz (@mizmizzeiss) November 29, 2018
智水庵を前澤さんが買ってたという記事を見て、そういやここはどうなんだろうと検索したらいまはオラクルつくったひとが持ち主らしい(80億…!?)。 https://t.co/SR6VTvxMas
— かご太郎🎍(西本 有) (@tamotsuyaki) November 30, 2018
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智水庵の購入金額はいくら?
でもやっぱり購入額が気になる!ということですが、智水庵は安くても15億円はくだらないそう。
地元の不動産業者によると、南禅寺界隈の1400平方メートルを超える土地と別荘に、歴史的・文化的な価値を加味すると、安く見積もっても15億~20億円は下らないそうです。
仮に30億だったとしても驚かないんだとか。かなり価値のある別荘ということですね。
ZOZOの前澤社長が智水庵を購入したことで旦那衆が不安がっている?
しかし、ZOZOの前澤社長が智水庵を購入したことを良く思わない方達もいるようです。
どうやら近隣の関係者は、前澤社長が勝手に別荘に手を入れるのでは?と思っているそうなんです。確かに勝手にイノベーションとかしそうなイメージあるw
でも京都市の担当者によると、法律や条例によって智水庵の現状を変更する行為には厳しい規制がかけられているんだそう。
建物の改修だけでなく、庭の木を切る・土や意思を採取する場合にも届けが必要になるそうです。自分の別荘だけど、石や土を勝手に持ち出しちゃいけないってことですね。
しかも、建て替えるにしても、建物の高さは8メートル以内、建蔽率は10分の2までに収めなければならないそうなので、なかなか規制の多い別荘ですね。
近隣の別荘では数年前から改修工事が進んでいますが、地鎮祭はもちろん、小屋や茶室を壊すたびに付近の神社から神職を招いて清祓(きよはら)いが行われ、神事だけですでに20回以上を数えるそう。
神事だけですでに20回ってなかなかの回数ですね…!お祓いもタダじゃないし、そういうところも維持費に含まれるんでしょうかね。
まとめ
というわけで、ZOZOの前澤社長が購入した南禅寺界隈別荘郡の智水庵とはどんな別荘なのか、また購入額はいくらくらいなのかについてまとめてみました。
南禅寺界隈別荘郡には15邸の別荘があり、当時の所有者は時の権力者たちばかりでした。
そのひとつ智水庵も鉱山王の横山隆興の別荘でした。
ZOZOの前澤社長の前の所有者は資産家の女性だそうですが、金額については話してくれないとのこと。
地元の不動産業者によると、智水庵の金額は安くても15億円、仮に30億と言われても驚かないそうなので、かなりの価値のある別荘ということになります。