栃木県鹿沼市の古峰ヶ原という、標高約700mにもなる山岳部に鎮座する「古峰神社」。
御朱印を集めているでもそうでない人でも、一度は名前を耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
「天狗の社」とも呼ばれている古峰神社の御朱印には、全種類に天狗の絵が描かれています。書き手さんが複数人いらっしゃることもあって、凛々しい天狗や可愛らしい天狗など表情豊かな天狗をたくさん見ることができるんですよ!
御朱印コレクターから絶大な人気があるのも納得できますね。
さて、そんな古峰神社の御朱印なのですが、中にはレアなものが存在することをご存じでしょうか。
噂によれば、最長で2年待つことになるとか…。
そこまで大人気の御朱印、とても気になりませんか?
もちろん、御朱印のみならず御朱印帳も受ける方が多くいらっしゃるようです。
どんな御朱印帳なのか、値段(初穂料)はどのぐらいなのかも知りたいところです。
今回は、古峰神社の御朱印全種類や、その中でもレアと呼ばれて最長2年待つと言われている御朱印、そして、御朱印帳とそのお値段についてお話していこうと思います。
古峯神社の御朱印がレアな理由
古峰神社の御朱印がどうしてレアと呼ばれるのか?
もしかするとこういうことなんじゃないかな?と私なりに考えてみました。
1. 古峰神社の御朱印は複数の書き手さんがいらっしゃる
2. 御朱印の絵柄は完全に「おまかせ」
冒頭でも書いてますが、古峰神社の御朱印は複数の書き手さんが書いてくださっています。
種類が多いのはそのためです。
そして、古峰神社で御朱印をお願いするときは、こちらから書いてほしい御朱印の番号を指定することができません。
その日にいらっしゃる書き手さんに完全におまかせする形になります。
つまり、たまたまその日に自分の好きな御朱印の書き手さんがいらっしゃればラッキーですし、そうでないならまた次のお参りの機会に…となるわけです。
いつ書いてもらえるかわからないところが「レア」と呼ばれるのではないかなと思います。
なぜこんな方針をとっているのか?
恐らく神社が混雑するのを防ぐためではないかと思われます。
まだ御朱印ブームが始まった頃は、御朱印を求めてお参りに来る方もそこまで多かったわけではなく、書いてほしい御朱印を指定することができたみたいです。
ですが本や雑誌、テレビなどのメディアや御朱印コレクターの口コミなどで古峰神社の御朱印の人気に火が付き、神社に参拝者が多く訪れるようになりました。
そうなると、社務所や御朱印受付が混雑してさまざまな支障が出てしまうことは想像に難しくありませんよね。
書き手さんに完全におまかせするスタイルをとる、ということは、神社側の苦肉の策だったのかもしれません。
それでも、御朱印を求めてたくさんの方が連日のように参拝にいらっしゃるので、古峰神社の御朱印人気はすごいなあと改めて思います。
古峯神社の2年待ちの御朱印とは
さて、古峰神社の御朱印が大人気なことはここまで読んでいただければわかると思いますが、2年待ちの御朱印ってどんな種類なのか気になりますよね。
結論から言うと、
その種類は現在すでに受付を中止されているようです。
こちらのブログに詳しいことが書かれているのでご紹介します。
本殿に入り左手に廊下を進むと途中に御朱印のリストが掲示されている。
その数なんと33種類。
可愛いものからオーラを感じさせるものまでそのイラストはさまざま。
その中でも一番注目されているのが24番と28番の御朱印だ。
(中略)
せっかくだから24番と28番の両方をと勧められたので1,000円支払ってお願いしてきた。
そして気になる現在の人気の天狗朱印の待ち期間は、1か月とか3か月なんてとんでもない。
最長2年待ちと言われた。
※2018年8月時点
(中略)
当時3000件もの御朱印の依頼が来たといい、毎日10冊の御朱印を描き続け疲弊しかつての迫力も失われてしまったようだ。
現在は担当していた方のメンタルが限界のようで御朱印は欠番となり受付は行っていない。
【引用元】https://xn--n8jaw2ftasm0qqb9eb71112ae6c.com/post-48231/
該当の24番と28番の絵柄のものは、上記ブログで確認できます。
気になる方は見てみてください。
迫力のある天狗の絵柄なので、大人気になるのも頷けます。
実は先日古峰神社へお参りに行った際に、廊下にある御朱印のリストを見てきましたが、確かに24番と28番と言われていた絵柄のものは見当たりませんでした。(下の写真参照)
約3,000件となれば、御朱印を書く方も大変ですよね。
御朱印ブームの裏側を垣間見たような気がしました。
古峯神社の御朱印全種類を調査!
現在、古峰神社では上の写真にある御朱印をお願いすることができます。
もちろん「おまかせ」というかたちにはなりますが、それでも力強い筆遣いで描かれた天狗の御朱印はどれも素敵です。
私も先日、お参りの際にいただいてきました。
凛々しくも、どこか優しそうな表情の天狗でとても素敵でした。
この他に、和紙に印刷された御朱印も2種類ありました。
こちらの御朱印は直接御朱印帳に書いてもらうことはできません。
コロナ前にお参りにいった時にはなかったものなので、ここ最近新たに追加されたものなのかなと思います。
また、古峰神社の御朱印は、持参した御朱印帳に書いてもらう他に印刷したものをお受けすることもできます。(これを書置きの御朱印といいます)
書置きの御朱印は、自分で好きな種類の番号を指定して受けることができます。
どうしても欲しい天狗の御朱印があるという方は、書置きの御朱印を受けるといいでしょう。
古峯神社の御朱印帳の種類や値段
古峰神社の御朱印帳は、お守りや絵馬などと一緒に社務所でお受けすることができます。
色は紺と薄ピンクの2種類で、値段(初穂料)は各1,500円となっています。
無地に近い非常にシンプルなデザインではありますが、鮮やかな紺色と落ち着いた薄ピンクの色は目を惹きますね。
1年ぶりの古峰神社へ参拝に行ってきたー
前回は古峰神社の御朱印帳を頂かなかったけれど、今回は古峰神社の御朱印帳を買いました!
素敵な御朱印帳でした!
また、時間があったら参拝に行きたいと思います!#古峰神社#栃木県鹿沼市#御朱印帳 pic.twitter.com/L3ngS00PfP— こば (@koba_yus0508) October 27, 2020
https://twitter.com/akf_retro/status/1454790271007277064
まとめ
今回は、古峰神社の御朱印全種類とレアで2年待ちと言われた御朱印、御朱印帳の種類と値段(初穂料)についてお話しました。
コロナもようやく落ち着き、古峰神社への参拝客は今後増えてくると思います。
御朱印はお願いしてから早くても30分、長くて3時間ほどかかるといわれています。
もし、古峰神社の御朱印をぜひ受けたいと考えている方は、できるだけ早めにおでかけくださいね。