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女性宮家はなぜ反対される?問題点は何?

眞子様や絢子様の婚約で注目を浴びた女性宮家の創設問題。女性宮家はなぜ反対されるのでしょうか?何か問題点でもあるのでしょうか?女性宮家の創設がなぜ反対されるのか、問題点として考えられることは何なのか調べてみました。

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 女性宮家とは?

宮家の言葉の意味、皆さんは知っていますか?私は「宮家」という言葉のイメージ的に、天皇一族のことかな?と思っていたのですが、正確には少し違うみたいです。

宮家とは

日本において、宮号を賜った皇族の一家のことを言います。もともと、「宮(みや)」という言葉は天皇と皇族の家のことを指していて、それが転じてその家に住んでいる皇族のことを指すようになりました。

宮家の創設は、男性皇族の結婚や成年などに伴い行われます。現在日本にある宮家は、「秋篠宮様」「高円宮様」「常陸宮」「三笠宮」の4つです。

女性宮家とは

以上のように、「宮家」の定義から考えると「女性宮家」とは、皇族の女性が成人もしくは結婚後、独立して営む宮家のことを言います。しかし、現在の制度では、宮家の創設は男性皇族に限られ、女性宮家は存在しません

ただ、最近では跡取りとなる男児が生まれない宮家も多く、女性の皇族しかいない宮家はのちのち廃絶になってしまいます。

そうするとこの先、皇族の数が減少してしまうことも考えられますよね。そのような状態を防ぐ為にも、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ女性宮家の創設が検討されてはいるんです。

まぁ検討されてはいるものの、反対派も多く議論が進んでいないのが現状なんですけどね。

女性宮家はなぜ反対される?

ちなみに、女性宮家の創設の検討については2011年11月に当時の野田内閣が発表しました。が、6年経った今現在でもまだその議論は進んでいないということになります。なぜ議論が進まないのか…それはお察しの通り、反対派がいるからなんですね。

ちなみに、皇族が減少すると何が問題なのかというと、公務など皇室全体の活動や安定的な皇位継承に影響する可能性があるんですね。

現在の皇室典範では、皇族の女子は天皇・皇族以外の人結婚した場合は皇族の身分を離れることが定められています。ですから、天皇家の長女の清子さんや高円宮家の次女・典子さんも降嫁され一般人になりました。

今現在、30歳までの年齢の若い皇族は9人いますが、男子はその中で秋篠宮悠仁様ただ一人です。もし、万が一悠仁様が結婚して子供(しかも男)を授かる前に、残りの女性皇族が皆、結婚で身分を離れることになった場合、若い皇族が悠仁様しかいないということになります。

さらに万が一の万が一に、悠仁様に何かあった場合や、跡継ぎが出来なかった場合、天皇家の存続自体が危ぶまれてしまうのです。

そうならない為にも、女性宮家を創設して皇族の減少を食い止めるべきだということで議論されているわけなのですが、反対されて話しが進まないんですね。

では女性宮家はなぜ反対されるのかというと、女性宮家の創設により、女系拡大されるのではないかと考えられているからです。女性宮家の創設により、女系拡大が進めば、将来的には女系天皇が誕生することもあるかもしれません。

それを男系継承こそが日本の皇室の伝統だとする、保守系の団体が反対しているんです。

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女性宮家創設の問題点

では、女性宮家を創設するに当たって、どんな問題点があるのでしょうか?

女性宮家は日本の歴史上存在しない

まず女性宮家は、これまでの日本の歴史上に存在しません。創設されれば、史上初の試みとなります。過去に前例のないことをするときって誰しも慎重になりますよね。日本の将来を担うかもしれない事柄なら余計です。

その為、検討するにも慎重にことを進めなければならず、6年も7年も時が経ってしまっているのです。

女性宮家から女系天皇誕生の可能性

たとえば、女子の皇族が成年を迎え、女性宮家を創設したとしましょう。その後適齢期を迎え、結婚を考えます。

その時に相手となる婿が民間人であれば、皇室の歴史上初めて、民間出身の男性が皇族の身分に入るということになります。

婿となる男性には皇族と何の血のつながりもありませんから、もしもこの男性と女性宮家との間に男児が生まれ、後に天皇となった場合、男系継承の原則が崩れ、初めて女系天皇が誕生することになってしまうんです。

個人的には女系天皇の何が悪いのかわかりません。どっちか皇族の血が入ってたらいいじゃんかと思っちゃいますが。

とりあえず、昔から皇族は「男が継ぐモノ!」という伝統があるので、それが壊されてしまう可能性があるのが第二の問題点なのかな、と思います。

ていうか皇族に一般人が入ってくることも問題点かな?確かに皇族=血縁というイメージ強いですし。血筋…気になりますよね。でも21世紀にそんなこと言ってたらナンセンスかしら。

まとめ

というわけで、女性宮家はなぜ反対されるのか、問題点は何なのかについて調べてみました。

簡単にまとめると

  • 女性宮家とは、女性皇族が成人や結婚後に独立して営む宮家のことを指す
  • が、現在の制度では宮家の創設は男性皇族に限られているため、女性宮家は存在しない
  • 女性宮家はなぜ反対されるのかと言うと、男系継承が守られなくなるかもしれないから
  • 女性宮家が創設された場合、最終的に女系天皇が生まれる可能性もあるので、結婚の条件についてなど問題点が山積み

個人的には「皇族減るんなら女性宮家創設すればいいじゃん、簡単じゃん」と思っていましたが、創設したその先のことまで見据えて議論されなければいけない問題なんですね、これ。

日本は伝統を重んじる文化が深く根付いていますし、新しいことを排除したがる人もまだまだ多い(と思う)ので、女性宮家創設問題についてはまだまだ解決しないんだろうなと思いますが、女系天皇誕生が問題点なら、女性宮家の婿を皇族にすれば血縁問題はクリアできますよね。

でもこのご時世で血縁が条件につけられて自分の好きな人と結婚出来ないのはいくらなんでも…ね。この先どんな議論がなされるのかわかりませんが、私としても注目してみたいと思います。

また、今回の記事については個人的に調べた上での見解ですので、ご了承ください。デリケートな問題の為、最新の注意を払って記事を書きましたが、万が一ここの解釈違うよ~とかありましたが教えてくださると助かります。

 

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