女性皇族の結婚が増えている昨今、気になるのはその結婚に関するお金についてですよね。皇族の結婚には支度金は必要なのか?そもそも支度金って何?というところまで調べてみました♪
皇族の結婚に関する支度金は必要?
昨年の秋篠宮眞子様に引き続き、高円宮様の三女・絢子様のご婚約が発表されましたね。皇族の方が結婚する場合、私たちのような一般人とは何が違うのか気になりますよね。
皇族という時点で、式典とかいろいろやらなければいけない儀式があるのは想像出来ますが…。
結婚に関するお金のひとつに、支度金というものがありますが、これも皇族の結婚に関わってくるのでしょうか?
支度金って何?
そもそも支度金とは?という方の為に軽く説明しておきますね。
支度金は、結納を行わない場合に、新郎に家から新婦の家で贈られる現金のことです。使い道は結納金とほぼ同じで、結婚式や新生活の準備に宛てることが多いようです。
新婦側はドレスや花嫁道具(現在では用意する人も少ないようですが)などで、何かとお金が必要ですよね。「その為に使ってください」という意味を込めて、新郎側から新婦側へ贈られるのが支度金なのです。
皇族の結婚の場合、支度金は必要ない
先述した通り、支度金は結納を行わない場合に新郎側から贈られる現金のことです。皇族が結婚する場合、多くの儀式を経て結婚式が行われますが、「納采の儀」という儀式が一般的な結納に当たります。
結納が行われるわけですから、支度金は用意しないと考えるのが妥当ですね。
ちなみに納采の儀の時に新郎側が納める供物には「雌雄の鯛と一荷(瓶6本)の酒、緞子(どんす)」が贈られることになっています。緞子とは、繻子織地に繻子織の裏組織で模様を織り出した織物のことですが、現代では絹のドレス用記事が贈られているようです。
女子皇族の場合は相手側から2巻が贈られるのが一般的です。お酒は宮内庁御用達の蔵元から直送の清酒、鯛は日本近海で獲れた大物の雄雌一対で贈られます。
ただ、鯛は「鮮鯛料」(せんたいりょう)といって代料が贈られる場合もあり、先に結婚された千家典子さんの時には「鮮鯛料」が贈られました。
皇族が結婚する場合に支払われる一時金って何?
一時金とは皇族費という費用の中に含まれており、女性の皇族が結婚して一般人になることを降嫁と言いますが、この降嫁の時に支払われるお金のことを一時金と呼んでいます。
一般国民となっても、皇族であった者としての品位を保持していただくために国からお渡ししているのです。ちなみに、一時金には税金はかからず、使い道も自由とされています。
皇族費とは
皇族費は、皇族としての品位を保つ為の資金として、年額で毎年支出されています。一時金が支払われるのは
- 皇族が初めて独立の生計を営む際
- 皇族が皇室典範 の定めるところによりその身分を離れる際
の時とされています。
従って、結婚される時は「その身分を離れる際」に支払われる一時金に当たります。
一時金の金額は?
ここで気になるのが一時金の金額ですよね。結婚の際に支払われる一時金の金額はどれくらいになるのか、具体的な金額は皇室経済会議で決められます。
皇室経済会議とは?
皇室経済会議とは、皇室経済法に基づいて設置される合議機関のこと。
議長は内閣総理大臣(2018年現在なら安倍総理)。
議員は議長の内閣総理大臣を含めて8名。衆議院議長、衆議院副議長、参議院議長、参議院副議長、財務大臣、宮内庁長官、会計検査院長で構成されます。
また、衆議院議員(2名)、参議院議員(2名)、国務大臣(1名)、財務事務次官、宮内庁次長、検査官(1名)の予備議員(8名)も置かれています。
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一時金の計算方法
一時金には、皇室経済法に限度額の規定があります。先述した皇室経済会議において、限度額の範囲内の金額で決定されるのです。
限度額の具体例
内親王(=天皇の子供&孫)の場合・・・【定額×0.5×10】
女王(=天皇のひ孫以下)の場合・・・・【定額×0.7×0.5×10】
※定額とは皇室経済法施行法で規定されている皇族費の定額で現在は3050万円
昨年婚約を発表した秋篠宮家の長女・眞子さまを例にあげて一時金の金額を考えてみましょう。
眞子様の一時金の計算は次の通りになります。
定額3050万円×0.5×10=1億5250万円
この金額は後述しますが、天皇の娘(内親王)である黒田清子さんの時とおなじ金額です。
しかし、この限度額いっぱいまで支給されるのかというと、そうではなく、1割減の1億3725万円になるのではという予想がされています。これは、同じ内親王であっても、天皇の子供の内親王か孫の内親王かの違いが関係しているのと言われています。
過去、女性皇族が結婚して身分を離れた際の一時金の金額は下記の通りです。
内親王 黒田清子さんの場合
一時金の金額⇒⇒1億5250万
お相手は公務員の一般男性。天皇の娘、つまり内親王なので、他の女性皇族よりは金額が高めだったようです。というか限度額いっぱいです。
高円宮 千家典子さんの場合
一時金の金額⇒⇒1億675万円
お相手は出雲大社の権宮司・千家国麿さん。高円宮夫妻の次女でありましたが、内親王ではないのが関係したのか、金額は黒田清子さんに比べて低めでした。
皇族の結婚に関するお金は税金?
では、皇族が結婚する時に使われるお金は一体どこから支出されているのでしょうか?そもそも皇族の人たちの収入源って何?って考えたことありませんか?
皇族費に関しては、宮内庁の予算に組み込まれています。宮内庁は省庁なので、全ての支払いに税金が宛てられていますね。
ということは、、?
そう、お察しの通り、皇族の人達に支払われるお金は全て、税金でまかなわれているということになります。
まとめ
秋篠宮眞子様や高円宮絢子様など、女性皇族の婚約・結婚発表が相次いでいるので、気になった皇族の結婚に関するお金について調べてみました。
皇族の結婚に関するお金についてわかったことは
- 皇族の結婚では結納(に当たる儀式)が行われるので、支度金は贈られない
- 皇族の結婚に関わる一時金は皇族費に含まれる
- 皇族費や一時金は皇室経済会議にで金額が決定される
- 皇族の結婚に関するお金や皇族費は宮内庁の予算に含まれている=税金でまかなわれている
ということでした。
皇族の女性との結婚するということは、男性にとってとても名誉なことだと思いますが、でもそれ以上にプレッシャーがすごそうですよね。
結婚式ひとつとっても他の皇族と比較されそうですし、ましてやこぢんまりとガーデンパーティーなんて行かないでしょうし。制約も多そうですしね。
降嫁されたあとの生活のことも考えないといけませんし、それなりの覚悟がないと結婚出来ないですよね。
ちなみに、こちらの記事では昨年婚約内定を発表された眞子様の結婚式や披露宴会場について予想しています。⇒眞子様の結婚式・披露宴会場はいつどこで?あの有名ホテルに決定!?
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