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豆知識

元号の決め方ルールは?由来や昔の方法も気になる!

投稿日:2019年3月7日 更新日:

元号には様々な決め方のルールや由来がありますが、知っていますか?また、昔は少し決め方が違うようでした。なので、今回は元号の決め方のルール、由来や昔との違いを調べてみました!

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元号と年号の違いは?

皆さんは年号と元号の違いを知っていますか?元号とは日本やアジア東部で使われている紀年法の一種です。紀年法とは年を数えたり記録する方法のことです。

そして、年号とは年につける称号、元号のことです。以上のことから気づいたことがありませんか?そうです。年号と元号には明確な違いがないのです。

この二つの違いについては、専門家の間でも意見が分かれていて、時代によって使い分けるという考え方もあるようです。しかし、普段の生活ではそこまで気にして使い分ける必要はないでしょう。

元号の由来は?

元号の始まりは紀元前115年ごろの中国です。そこからアジア諸国に広がっていきました。日本では、飛鳥時代から元号が使用されるようになったと言われています。

現在では、元号を使用している国は日本のみとなりました。日本の最初の元号は大化(たいか)で、645年〜650年までです。日本で使われている元号のほとんどは中国の古典に由来しています。

特に、四書五経から多く選ばれているようですね。

四書五経とは?

四書五経は、儒教の経書の中で特に重要とされる「四つの書」と「五つの経」の総称のことです。

以下に示す作品をひっくるめて、このように表します。
四書
『大学』『中庸』『孟子』『論語』
五経
『詩経』『書経』『礼記』『易経』『春秋』

このうちの『大学』『中庸』はもともと『礼記』の一章を独立させたものとなっています。

元号の決め方にルールはあるの?


元号を決めるにあたって、いくつかの決まりがあります。どのようなルールがあるのか見てみましょう。

  1.  国民の理想としてふさわしいような良い意味を持つものであること
  2.  漢字2文字であること
  3.  書きやすいこと
  4.  これまでに元号またはおくり名として用いられたものでないこと(過去の元号の再使用は不可)
  5.  俗用されているものでないこと(人名、地名、商品名、企業名など)

以上のルールが定められています。しかしこのルールはところどころが曖昧で、実は例外もあります。

例えば昭和は同じ読み方で鎌倉時代に正和という元号が5年間ほど使用されていました。また、天平時代には天平感宝や天平勝宝といった4文字の元号もありました。

元号の決め方の流れ

 

次は元号の決め方について整理しましょう。まずはじめに、元号を決定するのは政府です。こちらは元号を決める際の法律である元号法で定められています。

さらに、具体的な元号の決定までの流れについては「元号選定手続きについて」という文書によって規定されています。今回はその内容を要約しました。

1【候補名の考案】

  1.  内閣総理大臣は、高い見識を有する者に次の元号の候補名の考案を委託する
  2.  候補名の考案を委託されるものは若干名とする
  3.  各考案者は2〜5つの候補名の提出が求められる
  4.  考案者は、それぞれの候補名に意味や典拠などの説明をつけて提出する

2【候補名の整理】

  1.  総理府総務長官は、提出された候補名について検討および整理をし、その結果を内閣総理大臣に報告する
  2.  候補名について検討および整理をする際、次のことに留意する
    ・国民の理想としてふさわしいような意味を持つものである
    ・漢字2文字である
    ・書きやすいこと
    ・読みやすいこと
    ・これまで元号またはおくり名として用いられていないこと
    ・俗用されていないこと

3【原案の選定】

  1.  内閣官房長官、総理府総務長官、内閣法制局長官による会議で整理された候補名の中から新元号の原案として数個の案を選ぶ
  2.  全閣僚会議において新元号の原案について協議する
  3. 内閣総理大臣は、新元号の原案について衆議院および参議院の議長および副議長に連絡し、意見を聞く

4【新元号の決定】

  1. 閣議において、改定の政令を決定する

このような手順を経て、新しい元号が決定されます。この流れを見てわかるように、元号を決める際、皇室の意志は全く反映されません

最終的には天皇の許可がないと元号は決まらないと思っている人も多いかもしれませんが、元号の決定には一切関わらないんですね。

元号が変わる理由は?今と昔の違い

元号が変わるタイミングは主に三つあります。今回のように天皇が即位するときが1つめ。2つめはめでたいことがあった時。そして3つめは、災害や病気の流行などの災いがありそれを断ち切りたい時です。

直近の四つの元号の切り替わりは全て天皇の即位に伴っての変更ですね。江戸時代の終わりからは、天皇の即位のみで元号が変わるようになったようです。

昔は、今に比べると小さなことで元号が変わることが多くありました。白いカメを見つけたり、綺麗な雲を見たからといった理由でコロコロと元号が変わっていました。現在では考えられませんね。

さらに天地の災害から元号が変わることも多く、これらからは日本がいかに自然災害の多い国かが伺えます。現在ではなんと247個もの元号が存在します。全て覚えるのは難しそうな数ですね。

昔の元号の決め方は?

現在では政府が元号を決めていますが、昔の元号の決め方はどのような方法だったのでしょうか。

実は、時代によって少しずつ違っていました。

鎌倉時代までは元号改定の決定権は朝廷が握っており、室町以降は武家政権が握っていました。

そして、決定権を握っていない方が元号を変えたい時は、決定権を握っている方に伺いをたてる形で元号を変えていたんだそうです。

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過去の元号の由来(明治〜平成)

現代に入ってからの元号四つの由来を見てみましょう。

明治

五経の一つである易経より、「聖人南面して天下を聴き、明に嚮ひて治む」という言葉から来ています。

この言葉には、聖人が北極星のように顔を南に向けてとどまることを知れば、天下は明るい方向に向かって治るという意味があります。

明治改元の際は、学者の松平春嶽がいくつかの元号候補から選び、その中から明治天皇がくじを引いて元号を選ばれました。

明治は過去に10回候補に挙がったことがあり、11回目で採用となりました。

大正

こちらも易経より、「大いに亨を正すをもって天の道なり」という言葉から来ています。

この言葉には、政治を執り行う人間が民の意見や言葉を喜んで聞き入れたならば、政治は正しく行われるという意味があります。

大正、天興、興化の三案から枢密院によって選ばれました。

大正は過去に4回候補に挙がったことがあり、5回目で採用となりました。

昭和

書経より、「九族既に睦まじくして、百姓を平章す。百姓照明にして、萬邦を協和す。」という言葉から来ています。

この言葉には、それぞれの人々が徳をもって行動することにより、世界中の人々が仲良くすることができるという意味があります。

国民の平和に加え、世界各国との共存繁栄を願う意味も込めて決められました。

平成

史記「五帝本紀」の「内平かに外成る」、四書五経「書経」の「地平かに天成る」という言葉から来ています。これらには、内外、天地ともに平和が達成されるという意味があります。

昭和という激動の時代を超え、改めて平和の実現を目指すという意味も込められています。平成は、江戸時代の最後に一度だけ候補に挙がったことがありました。

まとめ

今回調べてわかったのですが、元号と年号に明確な違いはありません。

多くの元号は中国の古典に由来しています。

特に四書五経から多く選ばれていました。

元号の決め方には多くのルールがあり、

  • 元号にふさわしいものであること
  • 漢字二文字であること
  • 書きやすいこと
  • 過去に元号として使われていないこと
  • 俗用されていないこと

が基本となります。

現在、元号を決定するのは政府で、立案→相談→決定→発表といった手順を踏み、改定が行われます。この際、皇室の意見は一切反映されません。

元号が変わる理由は、現在は、天皇の即位のみです。

昔はその他に、めでたいことがあった時や災いを断ち切りたい時などことあるごとに元号が変更されていました。

その際、決定権はその時代の権力者にあったようです。過去の元号の由来をいくつか紹介しましたが、どれも前向きな意味の言葉からとっていますね。

また、元号には何回か候補に挙がってから選ばれているものも多いので、もしかすると次の元号もこれまでの候補から選ばれるかも知れません。

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