さっぱりしておいしいところてん。普通に食べてもおいしいですが、もっと美味しい食べ方があるなら知りたい。
そもそもところてんは洗うべき?上手な汁の水切り方法はあるの?
ところてんを食べる上で、色んな疑問がありますよね。
また、地域によって食べ方も違うんだとか。
今回は、ところてんは洗うべきなのか、汁の上手な水切り方法はあるのか、地域によって違う食べ方などを調査していきます。
【ところてんの美味しい食べ方】汁はどうする?
夏が近づくとところてんのパックが店頭に並ぶので、よく目にする人も多いと思いますが、そもそもところてんの正しい食べ方ってどんなんでしょう?
市販されているところてんは、なにやら酸っぱいニオイのする汁に浸かった状態でパックに入っています。
みなさんはこの汁、どうしてますか?
このところてんの汁は酢水なので、食べても問題ありません。が、水で洗う場合は捨てましょう。
また、水切り不要のところてんも販売されています。
この場合、汁は捨てずにそのままタレを入れて食べられます♪
ところてんは洗うべき?
水で洗うとニオイが薄くなるので、酢水のニオイが気になる人は洗うことをオススメします。
一般的には洗わずに、水切りだけしてたれを掛けて食べる人も多いようです。
洗うだけでは臭みが抜けない!
ちなみに、洗うだけでは臭みが取れないので、水にしばらく浸けておきましょう。
そうすることで臭みが抜けて、ところてん独特のニオイを気にせず食べられます^^
上手な水切りの仕方
ところてんの中身がシンクにこぼれてしまったり、タレが薄まってしまったりとプチストレスになりがちな水切り。
ここでは上手な水切りの仕方をご紹介します。
step
1容器に切れ目を入れる
ところてんの容器に、包丁で横2カ所と縦2カ所に切れ目を入れます。
切れ目同士がくっついて開いてしまわないように少し離して切れ目を切れてくださいね。
step
2切れ目を下にして2~30分置いておく
シンクの端っこの部分に引っかけるようにして、切れ目を下にして置いておきます。
他の料理を作っている間に水切りが出来ちゃいます♪
ところてんの食べ方は地域によって違う!
ところてんと言えば、一般的には酢醤油で食べるものと思われがちですが、実は地域によって色々な食べ方があります。
関東⇒酢醤油
関東では酢醤油で食べるのが一般的。
中国から伝わったとされているところてんですが、平安時代にはからし酢で食べられていたそうです。
現在は酢醤油にトッピングとして、ごま・青のり・練りからしなどを添えることもありますね。
関西⇒黒蜜
関東はおかずの一品として考えられているところてんですが、関西ではおやつ色が強め。
なので黒蜜で食べることが一般的です。
関西で黒蜜をかける理由としては、くずきりと食感我似ているため、同じ食べ方をするようになったという説が一番有力だそうです。
東北⇒生姜醤油、味噌
東北では、関東と同じように酢醤油で食べる人もいますが、生姜醤油や味噌をかけて食べることもあるようです。
宮城県では、砂糖をかけて食べるのが一般的なんだとか。
関西の黒蜜を同じ感じなんでしょうか??おいしいのかな、砂糖味・・ちょっと挑戦する気にはなれませんが><;
四国⇒だし汁、めんつゆ
四国では、ところてんはだし汁やめんつゆで食べることが主流です。
酢水に浸かっていたところにだし汁やめんつゆをつけるとどうなるのかちょっと味の想像がつきませんが、主食的な位置づけなんでしょうか。
夜食なんかにはいいかもしれませんね!ヘルシーで^^
九州⇒ポン酢
関東と同じく酢醤油で食べる人もいるようですが、ポン酢をかけて食べるのも一般的です。
トッピングに焼き海苔やごま、七味、ネギ、生姜、鰹節などを入れる人も多くいました。
九州では、ところてんはおかず的立ち位置なんだそうですよ。
地域によって色々な食べ方があっておもしろいですね。個人的にはめんつゆとポン酢をマネしてみたいな~と思いました。
もちろん、トッピングも忘れずに♪
ところてんの食べ方で箸一本なのはなぜ?
ところてんと言えば、箸一本で食べるイメージを持っている方も多いと思います。
なぜ、箸一本で食べる食べ方が広まったのでしょうか。
これには諸説あり、代表的な3つの説をご紹介します。
- お箸を揃えることが出来ず、仕方なく箸一本で食べてもらうことになったから説
⇒昔は箸がとても高価で貴重だったのですが、東京のあるお店でお箸を揃えられず、しょうがないので箸一本で食べてもらったそうです。
そこから、箸一本で食べる食べ方が江戸っ子の粋な食べ方として広まった。 - 箸2本で食べるとところてんが切れてしまう説
⇒2本で食べると力が入りすぎてところてんが切れてしまうので、試しに1本で食べてみたら力加減がちょうどよくなり、そのまま1本で食べる方法が定着した。 - 黒文字と呼ばれる楊枝で食べるため説
⇒江戸時代、ところてんは高級菓子という位置づけでした。和菓子は黒文字と呼ばれる楊枝で食べられており、ところてんも同じくその楊枝で食べられていたのですが、その楊枝が1本の箸に置き換わった。
なんとなく箸1本のイメージでしたが、こんなに説があるなんて驚きですね!
【ところてんの食べ方】洗うべき?汁の水切り方法や地域別の食べ方も調査!まとめ
今回は、ところてんの食べ方は洗うべきなのか、汁はどうしたらいいのか、水切りな上手な方法や地域別の食べ方もまとめてきました。
ところてんの入っている液体は酢水ですし、衛生的にもキレイなものなので、必ず洗うべきというものではありません。
水切りしてそのまま食べる人もいますし。
ただ、ところてん独特のニオイが苦手。。という方は洗うといいでしょう。
暑くなるとところてんの季節。上手に水切りして美味しく食べたいですね♪